American Indian Market

 

ERICKA NICOLAS BEGAY


1996年生まれのナバホ族女性アーティスト

これまで腕のいい若手アーティストが発掘され、守られてきましたが
その多くが今ではビジネスとしての思考に変わってしまっていたりもします

そんな中で彼女はまだ若いアーティストでありながら
本来のインディアンジュエリーに対する意味や考えをとても大切にしています




1.素材

現代のシルバーアクセサリーは機械を使って作られたプレートを加工していることが多いですが
彼女の作品はシルバーの塊を溶かすところから全て手作りのインゴットシルバーとなっております




2.デザイン

彼女はフレッドハービー*スタイルに大きく影響を受けています

ファッションとしても人気のあるインディアンジュエリーを
もっとたくさんの方に自分らしく楽しんで着けて欲しいという考えから
オールドなデザインはもちろんユニークな作品も製作しています

またスタンプはひとつずつがモチーフや柄になっているものを
まるで絵画のように綺麗に並べており
その細かさやバランスの良さはとても手作業とは思えないほどの綺麗さです



3.ターコイズ 

使用しているターコイズはあえて取れたままの形を使用しており
ターコイズの周りの壁(ベゼル)も石の形に合わせてひとつずつ手作りです

ターコイズの値段が上がっている現代では
石の下に詰め物をして薄いターコイズをはめ高さを出している作品が多くありますが
彼女の作品では下までしっかりとターコイズが入っています



作り始めから完成まで
全てが彼女のこだわりで出来ている作品は
まさに現代のフレッドハービー*とも呼べる作品です



 
※フレッドハービースタイルとは※
インディアンジュエリーは一般的に重くて大きく、存在感のあるものが多いです
しかし1800年代のアメリカ開拓時代、お土産としてインディアンジュエリーを普及させようと
どんな人にでも使いやすいデザインにしている分
柄や形をネイティブアメリカンの作品とはっきりとわかるようにしたものが製作されました
当時のものはラルフローレンなどをはじめ、多くのコレクターがいる現代でも人気のあるデザインとなっています